自己紹介


 ★中川久嗣(なかがわ・ひさし/Hisashi NAKAGAWA, Ph.D, Professeur de l'Université de Tokaï)
    1961年、京都生まれ。
 立命館大学文学部史学科西洋史専攻卒業
 東海大学大学院文学研究科修了後、
 東京理科大学、東海大学などの非常勤講師をへて
 現在は東海大学文化社会学部ヨーロッパ・アメリカ学科教授・博士(文学)
 文学部ヨーロッパ文明学科・前学科長(2020年度)
 公益財団法人「いしずえ」前理事長・前評議員)
 元東京大学医学部薬剤疫学講座(J-PEM2000)倫理審査委員
  ★研究分野
 フランス文化論・文明論
 フランス、特に南フランスの歴史と文化
 南フランスの中世ロマネスク教会研究
 ミシェル・フーコーの思想研究

 ★近況
  2011年に十二指腸腫瘍(しかも大きな)が見つかりました
  良性から悪性に変わる直前くらいのものでした。5段階のうちの3くらいと言われました。
  医者から「このままだと、せいぜいあと2年です」とも言われ、
  2012年3月に大手術。
  そのおかげで人生観・価値観がかなり変わりました。
  いろいろ思うところもあり、抽象的な言葉や観念のアクロバットの世界から、
  具体的なものの世界(歴史・南仏のロマネスク教会建築の世界)にシフトしました。
  現代思想から中世の世界にワープです。
  そして哲学思想と歴史のハイブリッドを楽しんでいます。
  南仏のロマネスクは今やライフワークです。
  「ナカガワの専門はいったい何なんだ」とよく言われたりしています(笑)。
  ま、いいか。フーコーだって近代文明批判から
  晩年は古代ギリシアの世界に2000年近くワープしたことだし。


★主な仕事
『他者の風景 -自己から関係世界へ』(共著・代表著者、批評社、1990年)

「L'ACTUALITÉ ET LA CIVILISATION -La Théorie pratique de Michel Foucault-」
  (『文明研究』、東海大学文明学会、第7号、1988年)

「近代西洋の終末・危機意識と大隈重信の文明論」
  (『季刊日本思想史』第40号、ペリカン社、1993年)

「現代文明における生と死の境位-今日の生命倫理学とその人格概念について-」
  (『文明研究』、東海大学文明学会、第15号、1997年)

「フーコーの『知の考古学』における言表/言説の実定性について」
  (『哲学』、日本哲学会、第49号、1998年)

「ニーチェとフーコー(ヨーロッパ「近代」への危機意識の深化2)」
  (神川正彦・川窪啓資編『講座比較文明第1巻・比較文明学の理論と方法』朝倉書店、1999年)

「サリドマイド・闘いの歴史 世間の視線と十年裁判」(全国薬害被害者団体連絡協議会編

『いのちジャーナル別冊MOOK②/薬害が消される!』さいろ社2000年10月)

「身体と快楽の新しいエコノミー -フーコーの「生-権力」概念をめぐって」
  (『文明』、東海大学文明研究所、第6号、2005年)

「文明研究の可能性 -個別ディシプリンの総合は可能か」
  (『文明』、東海大学文明研究所、第6号、2005年)

「The Subject and the Will to Knowledge in the work of Michel Foucault.」
  (東海大学紀要文学部、第84号、2005年)

「グローバル社会と生権力 -医療と薬をめぐるケース・スタディー」
  (東海大学文明研究所編『〈ありうべき世界〉へのパースペクティブ』2011年、所収)

『ミシェル・フーコーの思想的軌跡-〈文明〉の批判理論を読み解く』東海大学出版会、2013年

                             → 改訂・電子書籍版(22世紀アート社)2023年

 
南仏アルデッシュ県ローヌ川西岸流域の中世ロマネスク聖堂について 
          -シャンパーニュ・シュル・ローヌからヴィヌザックまで-
   『文明』第18号、2013年、東海大学文明研究所

南仏ラングドック・ルシヨンにおける中世ロマネスク期の修道院と教会
   『文明研究』第33号、2015年3月、東海大学文明学会

「中世ロマネスクの旅 幸せを呼ぶふくろうの故郷、ブルゴーニュへ」
   『ミセス』2015年10月号

南フランス・ロゼール県北部の中世ロマネスク聖堂(1)タルン渓谷とその周辺
   『東海大学文学部紀要』第103号、2015年9月

南フランス・ロゼール県北部の中世ロマネスク聖堂(2)タルン渓谷とその周辺(続き)
   『東海大学文学部紀要』第104号、2016年3月

ロバート・ルイス・スティーヴンソンの旅行記『旅はロバをつれて』と南仏ジェヴォーダン
   『文明研究』第34号、2016年3月、東海大学文明学会

 TBS世界遺産「アルルのローマ遺跡とロマネスク建築(フランス)」監修
    2016年6月5日放送

南フランス・ロゼール県中部の中世ロマネスク聖堂(1)ヴィルフォール、ル・ブレイマールとその周辺
   『東海大学文学部紀要』第105号、2016年9月


南フランス・ロゼール県中部の中世ロマネスク聖堂(2)マンド、マルヴジョルとその周辺
   『東海大学文学部紀要』第106号、2017年3月


南フランス・イエールの中世キリスト教聖堂
   『文明研究』第35号、2017年3月、東海大学文明学会

南フランス、ヴァール県南西部のロマネスク聖堂について -ラ・セルからイエール、シ=フールまで
   『文明』第21号、2017年3月、東海大学文明研究所(安達未菜と共著)。

南フランス・ロゼール県中部の中世ロマネスク聖堂(3)

               シャナック、シラク、ル・モナスティエとその周辺
   『東海大学文学部紀要』第107号、2017年5月


南フランス・ロゼール県中部の中世ロマネスク聖堂(4)
  
             バナサック=シラク、ラ・カヌルグとその周辺
   『東海大学文学部紀要』第108号、2018年3月


南フランス・ドローム県北部の中世ロマネスク聖堂(1)
              アルボンからシャントメルル=レ=ブレまで
   『文明研究』(東海大学文明学会)第36号、2018年3月


南フランス・ロゼール県南部の中世ロマネスク聖堂(1)タルン渓谷
 
  『東海大学文化社会学部紀要』第1号、2019年2月

南フランス・ロゼール県南部の中世ロマネスク聖堂(2)タルン渓谷(続き)
 
  『東海大学文化社会学部紀要』第2号、2019年10月

南フランス・ロゼール県南部の中世ロマネスク聖堂(3)セヴェンヌ、ラ・ヴァレ・フランセーズ
 
  『東海大学文化社会学部紀要』第3号、2020年3月

「南フランス・ドローム県北部の中世ロマネスク聖堂(2)」
   『文明研究』(東海大学文明学会)第38号、2020年3月


南フランス・ガール県東部のロマネスク聖堂(1)セーズ渓谷(La Vallée de la Cèze)
   『東海大学紀要 文化社会学部』第4号、2020年10月

南フランス・ガール県東部のロマネスク聖堂(2)バニョル=シュル=セーズとその周辺
   『東海大学紀要 文化社会学部』第5号、2021年3月

「南フランス・ドローム県中部のロマネスク聖堂(1)
           サン=ドナ=シュル=レルバスからロマン=シュル=イゼールまで」
   『文明研究』(東海大学文明学会)第39号、2021年3月


南フランス・ガール県東部のロマネスク聖堂(3)バニョル=シュル=セーズとその周辺(続き)
   『東海大学紀要 文化社会学部』第6号、2021年9月

南フランス・ガール県東部のロマネスク聖堂(4)ユゼスとその周辺
   『東海大学紀要 文化社会学部』第7号、2022年2月

「南フランス・ドローム県中部のロマネスク聖堂(2)
               ヴェルコール山地(レオンセル修道院ほか)」
   『文明研究』(東海大学文明学会)第40号、2022年3月

南フランス・ガール県東部のロマネスク聖堂(5)
             ルムーランからヴィルヌーヴ=レ=ザヴィニヨンまで
   『東海大学紀要 文化社会学部』第8号、2022年9月

南フランス・ガール県南部のロマネスク聖堂(1)ニームおよびボーケールとその周辺
   『東海大学紀要 文化社会学部』第9号、2023年3月

「南フランス・ドローム県中部のロマネスク聖堂(3)」
               ドローム川流域(クレおよびディーとその周辺)
   『文明研究』(東海大学文明学会)第41号、2023年3月


 TBS世界遺産「ローヌ川で行く! 南フランスの世界遺産」監修
    フランス、リヨン・オランジュ・アヴィニヨン・アルル。2023年8月27日放送

南フランス・ガール県南部のロマネスク聖堂(2)サン=ジルとその周辺
   『東海大学紀要 文化社会学部』第10号、2023年9月







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